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2008年3月

2008年3月29日 (土)

老舗菊乃井の新人育成プログラム


 新入社員の季節になりました。バブル以来の売り手市場人事担当の方には、採用難でご苦労されたのではないでしょうか?

 苦労してやっと採用したはいいけれど、1年経たずに辞める者もあり、半減期が三年ではやり切れないですね。 今年の新人は、「カーリング型」だそうで、入社してからも手間暇掛かりそうです。

 中小企業においては、もともと定期採用を行っておらず、リクナビ等の採用サイトへの出稿も行わないし、新人研修にもコストを掛けないので、リクルートコストを余り意識されていないことも多いと思いますが、損益分岐点に達する前に退職されると人件費自体が採用ロスのようなもので、結構なお金を掛けていることになるのでは?と思います。

 京都の老舗料亭 菊乃井の主人・村田吉弘さんのセミナーを聞く機会がありまして、新人研修プログラムで興味深いお話を伺いました。これは中小企業にも参考になる事例と思いましたので、参考にしていただければと思います。菊乃井は京都で三代続く老舗で、赤坂店は日本料理では稀なミシュランの二つ星を持つ繁盛店です。大成功をおさめた菊乃井ですが、板前の確保では苦労された時季があったそうです。

 そもそも料理人を目指す若者が減少したうえ、料亭の厳しい修行や古いしきたりが敬遠されてか、新人の応募が少なく、また、折角入ってきたものの辞めてしまうことも多かったとのことです。

 そこで、村田社長は、一大改革をされたようです。
�今まで不明確であった一人前になるための修業年限を5年と決めた。
�洗い場○○年、焼き物○○年と一つの仕事を長くやらせることを止め、1年毎に習得すべきカリキュラムを明示し、5年で料理長に必要な技能を習得させる。
�職人修行でよく言われる「見て盗め」を廃し、レシピも公開し、できるまで積極的に教えることにした。
�5年の修行を終えた者には、免状代わりに菊乃井の銘の入った包丁セットをプレゼントする。
�修行を終えた者は一人前の扱いで、店を開くもよし、残って修行を続けるのもよし、他店に移るもよし、自分でコース選択できるようにした。又、相談があれば開店から転職まで菊乃井がバックアップすることとした(終身コミットメント)。

 老舗ですから、新人といってもずぶの素人はおらず、高校を卒業し専門学校で調理師免許を取った方が入社するようです。「鉄は熱いうちに打て」とばかり新人のうちから包丁を持たせて5年の短期間で育て上げるわけです。これは菊乃井のコミットメントです。真摯に取り組む者には育成を保証しているのです。

 このシステムにされてから修行をやり遂げる方の割合は約4割、一般の会社で半減期3年といいますから、料理人の修行としては非常に高い割合だと思います。

 村田社長は、自らの流れを汲む料理人が増えることで、ビジネス展開の幅もスピードも上がったとおっしゃっていました。日本の食文化の世界展開を視野に夢を追い求めておられる高みにいらっしゃいますが、新人育成プログラムが足下を固めていたわけです。

2008年3月27日 (木)

流通センター公園の桜


 私どもの事務所のあるFRCビルに隣接する流通センター公園は隠れた桜の名所です。

 繊維卸の団地として栄えた流通センターですが、華やかななりし頃は花見で賑わったことと思います。今でも、この時期になりますと、会社の一団と思われる花見の会をよく見かけます。

 花冷えが続く福岡ですが、公園の桜は一分か二分咲きといったところでしょうか?
 
 流通センターもバブル崩壊後の後始末も終わり、栄枯盛衰を超えて、構成員も入れ替わり、新たなビジネスの萌芽が見られます。こちらにお世話になって5年目になりますが、とても賑やかになってきました。

 九州縦貫や都市高速のインターに近く、福岡市内はもちろん北九州、佐賀、熊本へも便利なところです。私どもの事務所も地の利を得て、しっかりと根付いていきたいと思っております。

2008年3月25日 (火)

残業問題の”底”に横たわるもの


4月号のHMレポートの紹介です。
成長に一歩踏み出す経営シリーズ�経営者の成果感覚と従業員の時間感覚・残業問題の”底”に横たわるものです。

【店長にも残業手当が必要?】
 大手ハンバーガーチェーンの“店長”にも残業手当を支払う必要があると判断された裁判(2008年1月28日:東京地裁)で、またもや残業問題が注目されるようになりました。
 ただ残業が“トラブル”に発展してしまわないように就業規則等を整備するのは当然として、もう一つ忘れられがちのマネジメント問題が残されているように思うことがあります。

【残業にも種類がある!】
 忘れられがちの問題とは“残業には必要なものと不要なものがある”という現実です。
実際に予定外の仕事が入って残業に至るのは自然なことだとしても、“心の問題”から、ついつい働いてしまうタイプの残業は、誰のプラスにもならない危険が残ることがあるからです。

【強迫症的残業って?】
 たとえば外出時に、玄関の鍵をかけ忘れたのではないかと思って、何度も引き返してしまう“強迫症”のように、うまく行かないのではないか、できていないのではないかと何度も“同じ作業”を繰り返してしまう“残業”も決して少なくはないのです。
 そんな“強迫症的残業”は、上司や経営者の皆様が『OK、これでよし』と判断を示すか、“不足点や不都合点の追加修正のスケジュール調整”などで解決指示を出すことで解消可能です。

【プラス方向の残業ならよいのだが…】
 事業発展のために必要な残業は、結構楽しいsmileものであり、発展による収入増dollarで、手当の支払いが問題になることも少ないでしょう。つまり発展型残業は、ほとんどトラブルにはならないsunのです。
 しかし“強迫症的な不安”がからむ残業sadは、人材をどんどん追い詰めてしまい、その結果、心の病や訴訟coldsweats02などで“止まる”まで暴走を続け、健全な事業運営を害する危険もなくはないのです。

【マネジメント・レポートを差し上げます!】こうした“残業の底流”にある問題を、成長に一歩踏み出す基礎形成の一環として、5枚ものの簡潔なマネジメント・レポートの形で、ご用意いたしました。ご希望者には差し上げますので、ご遠慮なく当事務所のホームページからお申し込みください。




2008年3月22日 (土)

ジャパンネットワークグループ、コラボショップ佐賀高木瀬店オープン


齊藤一真社長率いる(株)ジャパンネットワークグループが、佐賀県にソフトバンクホークスとのコラボショップをオープンしました。

同社は、西日本一のソフトバンク・ショップで、3月中には、福岡市天神や関東地区の出店も予定されています。

齊藤社長の出店挨拶より引用します。
「コラボショップ佐賀高木瀬店が無事にオープンしました。
全国2店舗目のホークスとのコラボショップで福岡県と佐賀県に1店舗づつで、2店舗目、SBショップで14店舗目、JNGグループで18店舗になります。佐賀県はホークス人気が89%と全国1位と高く2位が福岡県で80%になっており、1位と2位の県を押さえた事になります。どうぞ応援のほど、よろしくお願いします。」

事業が拡大するとき、夢が叶うときというのは、こういう感じでしょうか?今までの出会いという出会いが新たな機会を生み、解けずにいたパズルがドンドン解けていく。

パズルは益々大きく難解になりますが、JNGは人間力を結集して乗り越えて行かれることと思います。新店出店にあたり入社したニューフェイスに大きく期待したいと思います。

2008年3月21日 (金)

うなぎ稚魚を活かす鯰の組織論

中国の養殖ものは水銀が危ないとかで、うなぎもチャイナ・フリーのご時世ですが、国内の養殖ものでも、その稚魚のほとんどは海外からの輸入に頼っているのが現状のようです。

うなぎの稚魚は、関空や成田に空輸airplaneされるのだそうですが、輸送中に90%が死んでしまうそうです。歩留まりが一割というのは、余りにも効率が悪いshockので、色々と試行錯誤した挙げ句sign01、うなぎの稚魚の天敵・鯰を空輸中の水槽に入れてみることにしたそうです。

その結果、驚くべきことに鰻の稚魚の歩留まりは八割に向上したそうです。確かに天敵の鯰に二割は食べられてしまうそうですが、天敵に相対することでうなぎの稚魚が活性化しwink、空輸により死ぬものが激減したそうです。

組織においてもこういうことありますよね。安全、安心が行き過ぎると組織もその構成員である個人sadも、ぬるま湯で共倒れのケースです。

鯰のような絶対者が跋扈してるだけなら、緊張感が漲り、それに対抗する元気者も現れ活性化する機会がありますが、鯰が取り巻きを作り始めると一気に沈滞に向かいます。

あなたの組織には、どんな鯰がいますかsign02

企業におけるピグマリオン効果

2008年3月19日 (水)

21世紀職業財団へ行ってきました

パートタイム労働法の改正で、新設・拡充されたパートタイマー均衡待遇推進助成金の件で、その窓口である21世紀職業財団に行ってきました。

助成金は、それ自体を目的にする方も多く、そういった場合、中小企業の体質強化にならないので、余り好きではないものですから、積極的に取り扱ったことはありません。

今回は、中小企業にとって、宝の山と思われるパートタイマーに対する助成金が拡充されるとあって興味を持ちました。

パートタイマー均衡待遇推進助成金は、6種類あるのですが、詳しくは下記からご覧ください。

http://www.jiwe.or.jp/part/jyoseikin1.html

六番目の項目で、健康診断制度の導入というのがあるのですが、15万円×2回で合計30万円が受け取れます。

就業規則に、パートタイマーについても雇い入れ時の健康診断および定期健康診断を受けさせることを定めれば受給可能です。私どもの事務所では、制度化はしていませんでしたが、既に雇い入れ時および定期の健康診断は、パート社員にも行っていましたので、直ぐにでも制度化(つまりは就業規則の追記・届け出)をして、助成金を受けようと思っています。

なれない道を帰るのに、一方通行にはまり込んでしまって、行き止まりの路地にはいってしまったのですが、綺麗な淡い花が満開でしたので、苦笑しつつもシャッターを切りました。携帯も捨てたもんじゃないですね。

2008年3月15日 (土)

賃金不払残業、是正企業は1,679社で平均1,353万円

厚生労働省から平成18年度中に、全国の労働基準監督署が監督指導を行った賃金不払残業の是正結果が公表されました。

それによりますと、労働基準法違反として是正指導した事案(1企業当たり100万円以上の割増賃金が支払われたもの)は、1,679社(前年1,524社9となり4年連続して増加し、対象労働者は、18万2,561人(同16万7,958人)で3年ぶりの増加となりましたが、支払われた割増賃金の合計額は227億1,485万円(同232億9,500万円)と前年よりも減少しました。

1企業平均額で1,353万円(同1,529万円)、1労働者平均額では12万円(同14万円)となりました。

同省では今後も重点的な監督指導を実施するとともに、11月には、「過重労働・賃金不払残業解消キャンペーン月間」として様々な啓発活動を実施しています。

同月間は、従来から行っていた賃金不払残業の解消キャンペーンに、新たな過重労働による健康障害の防止を目的に加えたものです。

労働基準監督署の是正勧告への対応は、特定社会保険労務士の重要な業務となっています。また、健康障害の防止についても、労働契約法に労働者の安全への配慮義務が定められたこともあり、今後、重要さを増していくものと考えます。

2008年3月 8日 (土)

春や春


春の日差しに誘われて、庭の桜桃の花がほころびました。春ですね〜note

紅梅、白梅も綺麗ですが、桜桃には実を付ける花の素朴さがあるような気がします。

今年の春は、黄砂も花粉も当たり年のようで困ったものですが、桜はどうでしょうか?あまり早い開花は楽しみが少ないと思いますが、いかがでしょう。

2008年3月 7日 (金)

スーパーネットのこと。


 専門家集団「スーパーネット」に参加することになりました。他のメンバーの方々は、それぞれの分野で既に実績があり、ちょっと気が引けるのですが・・・。

 専門家集団や士業のネットというものは、�ある会社やある先生の営業組織に堕するか、�仲良し宴会倶楽部化し存在意義不明となるか、どちらかの末路を辿ることが多いと思いますshock

 営業力を求めて離合集散しても、所詮、烏合の衆の様な気がします。結局は、一本立ちした専門家が、顧客志向で「相互依存」関係を確立しないとネットの意味がないと思います。

 「スーパーネット」のメンバーは、個別のお客様では、協力してきた経緯もあり、長いお付き合いの中でじっくりと作り上げてきましたので、何か良い実appleを付けるのではないかと思っております。

 差し当たって、四半期毎に共同セミナーをする事にしております。その第2回「リスク最小!企業存続のための就業規則」(4月9日開催)の講師を務めさせていただくことになりました。皆様のご参加をお待ちしておりますsmile

 

2008年3月 5日 (水)

組織が“飛躍”を狙う時に考えるべきこと!

今月のHMレポートの紹介です。

成長に一歩踏み出す経営シリーズ�
「組織が“飛躍”を狙う時に考えるべきこと!」

【人材が自分の飛躍を狙う時は…】
 “引き合い”に出すのは妙かも知れませんが、従業員が“転職”を狙う時、『今はない実力をもっとつけてから有利な先を見つけよう』と計画的になることがあります。つまり個人が自分にとっての“飛躍”を狙う時には、“�今はできないこと”に“�計画的に取り組んで”“�チャンスの芽を増やす”ことが求められるのでしょう。

【組織では苦境時と飛躍時で“正反対”?】
 組織にも同じことが言えます。もちろん苦境に耐える時は、無理せず“現有体制”から発想しなければなりませんが、“飛躍”を狙うなら“�今の体制にこだわらず”“�顧客や取引先が求めること”に“�計画的に取り組む”必要があるのです。組織飛躍にはいったん“今の人材”にはできないことを考える必要があると言うことです。
 苦境時と飛躍時では、経営戦略も正反対になりますが、今どちらを選ぶか、非常に悩ましい時期でもあります。

【一部が元気になった市場】
 それは市場全体が必ずしも“元気”とは言えない中で、ビールや食品などの“プレミアム(割高)商品”大ヒット(2007年)のように、“安くなければ売れない”状況にも現実的な変化が現れ始めているからです。
 全体の空気の中で“守る”か、一部の変化の中で“攻める”か、そんな“選択の迷い”が拡大するのは、むしろ好ましいことかも知れません。

【個人成長と組織力飛躍は別視点の問題】
 ただし、選択に迷う前に、“苦境時”と“飛躍時”で、どのように戦略の“基礎視点”が変わるのかは確認しておく必要がありそうです。
そこで“守り”と“攻め”の方向性の“基本的視点”部分に焦点を当てて、両者を比較したマネジメント・レポートをご用意しました。
“個々の人材”の成長と“組織力”の飛躍的向上は、必ずしも“同じ発想”からは実現されないもののようだからです。

【マネジメント・レポートを差し上げます!】
マネジメント・レポートは、事例を含み5枚の構成になっています。ご希望者には差し上げますので、ご遠慮なく下記よりお申し込みください。

http://www.e-roumu.com/