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2008年9月 6日 (土)

新たに導入された「診療5分ルール」とは?


本年4月からいわゆる「診療5分ルール」がスタートしました。診療時間が5分を超えるかどうかにより、医療費が変わることになります。

手術や検査など、保険で行うすべての医療行為には「診療報酬」という全国共通の価格がついています。この診療報酬は2年ごとに見直されますが、「5分ルール」は4月に行われた診療報酬改定に盛り込まれました。

対象となるのは、診療所や一般病床数が200床未満の中小病院です。2回目以降の受診(再診)の場合、従来は基本の再診料(病院600円、診療所710円)に外来管理加算(520円)を診療時間に関係なく上乗せできましたが、改定後は「診察時間が5分以上」という条件がつきました。例えば、会話がほとんどなく常用薬の処方箋を出すような「薬だけ診療」には加算がつかず、現役世代の患者なら、自己負担(3割)は約150円安くなります。

不正を防ぐため、医師には診察内容や所要時間をカルテに記載させます。1時間に12人以上の患者を診察したり、5分以上を要したりする診察内容だったかどうかがチェックの対象になります。

例えば大学病院hospitalなどでは3時間待って「3分診療」と言われるように、医師の診察時間が短いことに不満を持つ患者angryさんは多いようですが、今回の対象は中小医療機関となっていますので少々sign02ですし、賛否両論あるようです。

「丁寧な診療が期待できる」という患者側の期待に対して、医師側からは、「時間要件を満たして診療時間内に診察を終えようとすれば、1日に診察する患者数を削減せざるを得なくなる」といった意見や、「患者数を減らせば経営が悪化shockするし、時間要件を満たしてすべての患者を診察しようとすれば診察時間を大幅に延ばさねばならなくなり、医師の疲弊や看護師の労働強化shockにつながる」といった意見も出ています。

娘が元々アトピーがあるのですが、ソフトボールをやるもので、夏場はいつも困っていますsad

近所の皮膚科ですと、それこそ診察時間は数秒、「アトピーですね。お薬だしときます。」で終わりです。友人から紹介されたアレルギー専門医の方ですと、カウンセリングの時間を含めて診察時間は約2時間でした。

保険診療に関しては、いわゆる「値段」は同じです。確かにアレルギー専門医の方は、保険対象外の薬があったりして、費用はかかりますが、この違いは何なのでしょうか?

患者の症状や経済状況によって、医療に対する「期待」は多様化しているのでしょう。「診療5分ルール」や混合診療など医療に大きな波紋を投げかける取り組みがなされていますが、くれぐれも健康保険の財政難からのみ議論されることがないよう願っています。

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