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2008年9月21日 (日)

野中郁次郎の連続的イノベーションを生み出す源

















野中幾次郎氏は、日本の経営学の第一人者であり、知識経営論の生みの親として知られています。その著書「知識創造企業」は英訳され、その理論は広く世界に知られています。

最も知識が重要な経営資源となる知識社会において、企業が存続するためには、知識を創造し、イノベーションを続け、顧客・市場等の外部環境に働きかけることが求められます。では、如何にすれば、連続的な知的イノベーションを生み出せるのでしょうか?

同氏は、当時、飛躍的に生産性を改善させ勃興した日本企業の組織研究を通じ、「暗黙知重視の思想をその特徴として指摘します。

ここで、暗黙知とは「信念や価値観、経験や勘に裏打ちされた知識など言語で表現することが困難な知識」とします。

他方、欧米の企業においては、形式知が重視されており、ここで形式知とは「論理的な文章、技術仕様書やマニュアル等のように言語により表現された知識」とします。

形式知は、知識を共有化し、イノベーションへ繋げる大きな要素であり、必須のものとしながらも、膨大なマニュアルに見られるように行き過ぎた具体化(または抽象化)等の問題もあり、それだけでは知的イノベーションを活性化できないと指摘しました。

そのうえで、暗黙知と形式知を結び付け、共同化→表出化→連結化→内面化→の4つのプロセスを繰り返すことが真の知識創造に繋がり、連続的なイノベーションを生み出すと指摘しています。

バーナードは、その組織の存立要件を「目的」と「効率」が外部環境と均衡することに求めましたが、同氏は「連続的な知的イノベーション」としたのです。

日本的な経営の強みとされてきた「場の共有」に基づく「暗黙知」重視の経営も、個人主義のライフスタイルやマニュアル世代の台頭により今は昔の感があります。もう一度、企業の文化や知的創造プロセスについて、考え直す時期が来ていると感じます。

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