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2009年1月

2009年1月30日 (金)

内定取消しによる企業名公表の基準

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企業による新卒者の内定取消しが大きな社会問題となっています。

内定取消の予防と企業責任の明確化のため、厚生労働省は、内定取消を行った企業名公表を行うとしていましたが、このほど、その基準を答申が舛添厚生大臣に答申されました。

5つの基準が示されていますが、この基準に該当すれば、昨年の事例についても公表するそうです。

(1)2年連続で内定取消しを行った。

(2)同一年度に10人以上の内定取消しを行った。

(3)事業活動の縮小が余儀なくされていると明らかには認められない。

(4)学生に内定取消しの理由を十分に説明していない。

(5)内定を取り消した学生の就職先の確保を行わなかった。

内定取消は、「内定当時知ることができず、また知ることを期待できないような事実があり、それを理由に内定を取り消すことが解約権留保の趣旨、目的に照らして客観的に合理的と認められ、社会通念上相当として是認できる場合」に限られるとしています企業の自制を期待したいところです。

上表は昨年12月18日現在の地域別の内定取消件数です。沖縄を含む九州は、企業数で約1割、人数で約2割を占めています。

九州は日本の1割経済言われますが、人数比から言いますと2倍の割合で発生している勘定になります。関西地区や中国地区と比較しますと突出しています。

シリコンアイランド化や自動車産業の積極的な誘致で成長してきた九州ですが、今回の不況の影響はかなり深刻なようです。

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左表は、産業別の状況ですが、不動産業、製造業、情報通信業などに多いようです。

サービス業は分類の範囲が広く、もう少し詳細な情報がでないと何ともいえません。

製造業、情報通信などの不振は、ソフトウェア業界を直撃すると思われます。労働集約型で企業のしわ寄せを受けやすく、予てより厳しい労働環境の企業も多く懸念されるところです

いずれにしましても1月のデータが発表されますと、更に厳しい状況が浮き彫りになるのではないでしょうか。

2009年1月28日 (水)

このマーク、ご存じですか?

                            H02163a_2 

「次世代育成支援対策推進法」に定めるマークで、愛称を「くるみん」といいます。

 同法では、事業主は、従業員の子育て支援のための行動計画を策定・実施し、その結果が一定の要件を満たす場合に、厚生労働大臣の認定を受けることができ、認定を受けた事業主は、認定マーク「くるみん」を商品等につけることができます。

同法は、少子化を防止するための法律ですが、今回、改正されることになりました。

主な改正点は次の通りです。

(1)行動計画の公表および従業員への周知の義務化

仕事と家庭の両立を支援するための雇用環境の整備について、事業主が策定する一般事業主行動計画の公表・従業員への周知が、従業員101人以上の企業は義務100人以下の企業は努力義務となります。(200941日施行。従業員101人以上300人以下の企業は2011331日までは努力義務)

(2)行動計画の届出義務企業の拡大

一般事業主行動計画の策定・届出の義務付け範囲が、従業員301人以上の企業から、従業員101人以上の企業に拡大されます。(201141日施行)

 くるみんマークは、企業のホームページや名刺などで見かける機会が増えてきましたが、まだまだ普及は進んでいないように思います。

 このマークの取得・活用により、次世代育成支援対策に積極的に取り組む企業であることをアピールでき、企業イメージの向上人材採用の場面でプラスになると思います。

 不景気になると目先のことばかりになりがちですが、長期的視点も忘れず取り組んでいきたいものです。人事・労務管理は、急げない重要な仕事です。営業や資金繰りの周期はせいぜい月単位、人事・労務管理は少なくも三年の長いリズムを刻みます。

 企業の寿命は、本来、人の寿命より長くあるはずですが、実は、この辺りのバランスに問題があるのでしょう。私どもの仕事も正念場なのだと思います。

 

2009年1月27日 (火)

お久しぶりです。新装開店、よろしくお願いします。

090125_123721_2 Q-ringからBBIQへ引っ越しが終わりました。

とは言いましても私は何もしておりません。ひとえにスタッフの方のサポートのお陰様です。ありがとうございました。

サイトが変わると作法が変わりまして、何かと勝手が違います。四十の手習いですが・・・。

ブログが閉鎖している二週間は、結構、激動?の時間でした。

整理解雇、労組交渉、賃金組み替えからセクハラ訴訟等々、様々な相談が入りまして、やはり不景気何ですね。

開業した10年前もリストラ風が吹いていましたが、景気循環、照るsun日曇るcloud日雨降りrainまで舞台は様々に変わります。

経団連や連合は、ワークシェアリングだ休業だと騒いでいますが、これまた10年前の論議の蒸し返しで、進歩がありません。

労使ともに非正規社員を雇用の安全弁に、問題を先送りして来たと言わざるを得ません。

9月以降の景気の急降下で中小零細企業は、非常に厳しい状況です。原油高、原材料高が収まったかと思うと、売り上げそのものがなくなったのですから一大事です。この一年、ずっと水面下waveで、一度も息つきができなかった会社も多いのではないでしょうか。

セイフティーネット保証制度で融資を受け、年末を乗り切ることはできたかもしれませんが、それも3ヶ月程度、次の大山fuji年度末がやってきます。今度は融資でとは行きませんcrying

しかし、この不景気の乱気流typhoon絶好機と感じている社長は必ずいます。特にアタッカーである中小企業の経営者にとって波乱が業界秩序を壊す追い風upになるからです。

そんな社長は、話しづらい厳しい問題も、自らの言葉で社員に語りかけ求心力に換えて行くことでしょう。春来たりなば冬遠からじ、前向きの出会いがあることを期待しています。

2009年1月12日 (月)

益正のお節

正月恒例の益正のお節料理です。
今年は不景気のためかsign022万5千円也5千円のプライスダウンです。
ご存じのとおり居酒屋チェーンを展開する益正ですが、調理部門のレベルアップと技術伝承のため、毎年、お節料理にチャレンジされています。

伊勢海老を一匹使った壱の重です。黒豆、かずのこ、栗きんとんなど定番が並びます。伊勢海老は豪華な印象ですが、グラタンにするとか何かもうひと工夫欲しいところでした。


弐の重は、酢の物や小魚を使った定番料理です。いわゆる田作りですが、昨年から比べると一品一品の決定力がないsign02ような気がしました。うまく表現できませんが、プライスダウンが響いているような・・・。


参の重は、博多雑煮になっています。昨年から工夫ですが、なかなか美味しいですsmile。落語でいえば膝替わりとでもいいますか、名脇役といったところでしょうか。
お節を取り始めて五年にはなると思いますが、今回は少々辛い採点になるようです。来年の奮起を期待したいと思います。

仕事の大道は?


今回のような景気の激変がありますと、仕事に対する考え方も動揺します。
景気が良いと、仕事は自己実現の手段、いわく「自分にあった仕事」、「自分のやりたい仕事」などと哲学的な課題となります。
景気が悪いと、仕事は生活の糧、いわく「金を稼ぐ手段」、「生きるための方便」など、一気にマズロー的欲求の底辺にまで落ちてしまいます。

仕事は、それ自体は、その受益者のためにあるもので、その必要性に応じて設計されますから、「自分にあった仕事」、「自分のやりたい仕事」がそこら辺に転がっていることはありません。

また、同様の理由により、仕事は必ずしも「金を稼ぐ手段」などにもならないと言わざるを得ません。「仕事は自分を磨く砥石」といわれますが、長期的に見て、仕事の遂行は、能力伸張をもたらし、所得を保証するすると言えるとは思いますが・・・。

では、仕事の普遍的な意義=大道とは何でしょうか?
私は、「人の役に立つこと」「人を喜ばせること」ではないかと思います。また、このことは、人間の根源的欲求だと思います。

人間は社会的動物と言われます。反面、社会の歯車のひとつになることを嫌い、個人の存在理由を問うこともありますが、その存在理由は社会=他人との関わりに求めるしかありません。
仕事と向き合うことは、人として生きることと同義ではないでしょうか?

景気などに左右されず、この大道を歩みつづけられるよう自らを律していきたいと思います。

今度はワークシェアリングらしい・・・。

年明けて福岡中央職安に行きますと9時半にも関わらず46人待ちshock、繁忙期の4月並の盛況ぶりで、確かに何かが起っているのは間違いないようです。

経団連の御手洗会長は、今度はワークシェアリングを持ち出して来ました。派遣切り、期間雇用の見直しと来て、いわゆる正社員にも手を付けた格好です。

他方、ナショナルセンターたる連合は、2009年春闘方針で、ベア要求による内需拡大策を標榜し、全くかみ合わない状況です。


今回の急激な景気の後退で起った一連の雇用調整の結果、日雇い派遣をはじめ派遣がいけない→労働者派遣法がいけない→規制緩和がいけない→労働者派遣法の厳格化を求める といった短絡的な図式で規制強化、法改正を主張する向きも多いようです。

そんな中、日本電産は早々にワークシェアリングによる正社員の賃金カットと雇用維持を打ち出しました。永守重信社長は、一代で同社を世界一の企業に押し上げた、いわゆる立志伝中の人物といえるであり、また、M&Aした他企業の正社員の人員削減をせず、経営再建を行ったことでも有名です。同社長には、毀誉褒貶あると思いますが、いち早く方針を打ち出したところに学ぶべき点は多いと思います。

















経営者は、外部環境の変化に対応して、企業の存続・発展を可能とする内部均衡のしくみを示すことがそのミッションだと思います。危機に際して、社員が賭けても良いと考えられるシナリオを書けるかどうか?経営者の資質はここに極まれりと思うのですが、いかがでしょうか。

チェスター・バーナードが示したように組織の成立は、自由意思を持った個人が、共通の目的の下に貢献意思を持って集まることから始まります。未曾有の危機、百年に一度の危機といわれる今こそ、経営者は自分の言葉で、ビジョンを語るべきです。

日本人は極めて優秀な人材が揃っており、経営者が提示したビジョンやシナリオを判断する能力があります。社員を信じて、経営者は、その企業が置かれた状況に応じた最善の答えを出すことが求められています。

それぞれの会社により、自ずと正解は違うはずですから、<太字>その選択肢を縛るべきではありません。弱者救済やセーフティ・ネットの問題と経営の問題を混同しないよう冷静な対応を期待したいと思います。

2009年1月 9日 (金)

検索サイト等から応募いただく皆さんへ


最近、ジョブ・エンジン等のサイトを見たとのことで、応募いただく方が増えました。
まず、申しあげておかなければいけないのは、弊社から求人サイトに情報を流すことはしておりません。また、現在、社員募集はしておりませんので、ご了解ください。

弊社としましても有為な人材の発掘は、常に心がけているところであり、福岡県社会保険労務士会のインターンシップの受け入れも積極的に受け入れるなど、社会保険労務士や人事労務のプロフェッショナルを目指す方を支援し、リレーションシップを広げて行こうと考えております。

人事・労務の仕事は、その性質上、経理等の事務に比べ、実務経験を積む機会が少なく、社会保険労務士の資格者でもほとんど実務経験がないのが実情です。これはある意味、仕方のないことだと思っております。

また、社会保険労務士の業務には、まずヒューマンスキル、取り分けコミュニケーションスキルが重要で、そのベースがあってはじめての専門知識との考えから、資格の有無を重視する考えもありません。

ただ、一般事務の仕事ではなく、分野に特化した仕事ですので、ある程度の予備知識がありませんと話になりません。
検索サイトからご応募・お問い合わせいただく方は、資格もなく、勉強中ならまだしもこれから勉強しようと思っている程度の方も多いようです。中には弊社のホームページやブログ等もご覧にならず、何の下調べもせず、いきなり電話の方もいらっしゃいます。電話に応対して、履歴書等を送るといってそれっきりの困った方もいらっしゃいます。

決まり文句は
「働きながら勉強して・・・」 「指導してもらいながら実務経験を積んで・・・」
少々、がっかりします。「タダ飯食いながら・・・」とか「条件が整ったら・・・」としか聞こえません。プロを志望するのは、散歩で裏山に登るのとは訳が違います。

フリーランスという厳しい世界を志望される意思が固まった方、履歴書・職務経歴書・ミッションステイトメントを送付ください。事前の連絡は結構です。
まずは、インターンシップから始めましょう。

2009年1月 7日 (水)

今度は派遣村に就活交通費支給だそうな・・・

厚生労働省は、いわゆる派遣村の陳情sign02を受けて、就職活動に必要な交通費の支給を約束したそうです。

新聞やテレビの報道によると、交通費だけでなく、臨時4施設の居住期限の12日以降の受け皿についても「体育館から体育館に移すようなことはしない」と明言したそうです。

派遣村から陳情にいったのは約100名だそうですが、どこかで見たような光景です。

報道も厚生労働省が明言したとのことで、舛添大臣なのか政務官なのか、主語がはっきりしません一官僚が勝手に言えるはずはありませんから、摩訶不思議ですsign02

今回の手当や住居の提供の法律根拠は何なのでしょう?
厚労省がやるのですから国の予算を使うわけで、根拠のない支出はできないはずですが、誰も指摘していません。

これはおかしいsign01angry

国の行政は、法律に基づき遍く公平に行われるべきものです。トヨタ九州の派遣切りで大量退職を出した宮若市や宗像市に派遣村はないですし、対象となった方たちに就職活動費や住居が手当されるなどという話は聞いたことがありません。

声のデカイ方が得をするくらいなら、硬直的な行政と謗られようと公平性を守ったほうがマシです。

総選挙を控えて、政治家も行政も浮足立っていますcoldsweats02。マスコミもポピュリズムに走って、批判精神を忘れています。

派遣村に集まった500人より、仕事始めに職安に行った12人を優先すべきだし、もっと言えば黙々と職探しに奔走する全国の同じ境遇の方を対象に施策を打つべきだと思います。


天草大王を喰らう店『喰』

天草大王を喰らう店『喰』に行ってきました。
博多区住吉にありますが、美野島商店街の並びと言ったほうが分かりやすいかもしれません。

天草大王は、熊本県のブランドで、日本国内最大の地鶏だそうです。

地鶏料理と言いますと、よくいえば歯ごたえがある、悪くいえば硬いというイメージがありますが、天草大王には当てはまらないようです。
何といってもお薦めは、地鶏刺身の三点盛1,260円也です。特に白肝は美味しいですsmile。天草大王を取り扱う店は増えてきたようですが、白肝を常備している店は中々ありません。早い時間でないと売れ切れのこともあるようですが、値段以上の味だと思います。

あと、お薦めはやはり鍋でしょうか。あっさりとしたスープがいいです。いわゆる具だくさんの鍋の好きな方には少々物足りないかもしれませんが、地鶏の味が生きていると思います。あらとのコラボの鍋もあるようですが、このスープならばっちりでしょう。久留米のお魚横丁の料理長がプロデュースされていますから、海鮮も贅沢な素材を使っておられるようです。


キープ用の4合瓶ですが、2,000円台だったと思います。

場所がちょっとマニアックかもしれませんが、三千円の予算で天草大王を堪能できます。一度立ち寄る価値は十分あると思いますsmile

2009年1月 6日 (火)

今度は派遣村騒動ですか・・・


派遣切りの影響で年を越せない人々を救済するため、反貧困ネットワーク代表で弁護士の宇都宮健児氏を名誉村長に、年越派遣村が開かれ、マスコミを賑わせています。

これに舛添厚労大臣をはじめ、石原都知事、政務官、国会議員が絡んで、一大事になっているようです。

年越派遣村のホームページによると、入村者は499名、内宿泊者は489名だそうです。派遣切りは、昨年末で既に3万人を超え、年度末には8万人を超えるとする説もあり、500名に満たない派遣村をこうも一大事に取り上げる必要があるものかどうかsign02疑問に思うのは私だけでしょうかsign02

確かに労働法制をはじめ、セーフティネットの整備が立ち遅れていますし、憲法第25条で保障された生存権の理念が具現化されていないことも事実でしょう。

宇都宮健児氏をはじめ、ボランティアで炊き出しに参加された方々(主催者発表のべ1,692人sign01)の善意には敬意を表するものですが、何か違和感が残ります。

今後、マスコミの大本営発表sign02以外の報道がなされていくと全体像が把握できると思うのですが、少々先のことになりそうです。

新聞記事によると、派遣村では、75名の方が生活保護の申請を行ったとのことで、派遣村のホームページでも相談件数353件で230名の生活保護申請予定との記載があります。

一方、東京労働局が設置した「東京非正規労働者就労支援センター」の開設初日に相談に訪れた方は、午前中は2名に過ぎず、終日でも12名だったとのことです。

NHKの報道では、1000件以上の求人を準備して、6名の相談員が待機していたとのことですが、空振りだったようです。派遣切りは政府の無策により起こった政治災害だそうですが、どうなってるのでしょうかsign02

就労支援センターの開設は先月中旬には発表されていましたから、派遣村の主催者がご存じでないはずはなく、その選択が、新宿の就労支援センターではなく、千代田区役所の生活保護窓口となったことは何か必然があったのでしょう。

いずれにしても国の政策というものは、政治的プロパガンダやキャンペーンに左右されることなく、沈黙を守る人にも遍く行き渡る性質のものだと思います。

政策には良いものも悪いものもあるわけで、感情論だけではなく良い政策をしっかり評価し支持することも重要だと思いますが、いかがでしょうか。