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2009年9月

2009年9月28日 (月)

じじ十歳、老いの扉を開く

Img_0572ss じじは、今年の11月で満十歳になります。

私がサラリーマン生活に終止符を打ち、横浜から戻る際に、子供たちと交わした約束

「福岡に帰ったら犬を飼ってもいい」

の結果、我が家にやってきたじじ。

事務所の十周年は、じじ十歳を意味することは当然ながら、中型犬+αの彼には、その年齢が人間に直すと60歳超に当たることを私たち家族は理解していなかったようです。

初夏を過ぎる頃から、散歩に行きたがらない、ジャンプできない等、兆候は見られていたのですが・・・。

Img_0567ss9月に入ると、痛いのか左後ろ足を持ち上げたまま歩くようになり、よろよろして立ち上がれない日があったりで、散歩好きの面影はありません。

「子供が生まれたなら犬を飼うといい。彼は幼い子供たちを守り、少年の親友になるだろう。そして老いた彼は、大人の入り口にある子供たちに、別れの悲しみと命の大切さを教えるだろう。」

どなたの言葉か覚えていませんが、正にそんな役割を、じじは果たそうとしているのかもしれません。

Img_0574ss じじは、このブログを通じて、新しいお客様との出会いを演出してくれたり、なかなか良い営業マンでもあります。

これからも色々な出会いや気づきを与えてくれるであろうdogじじ。

季節に例えると実りの秋でしょうか?

彼に、秋の日が、やさしくゆっくりと降り注ぐよう願っています。

アラ還のじじに幸あれ。

2009年9月24日 (木)

彼岸の空

Img_0630ss この春、次男を出汁にして、バイクを買いました。

次男のバイトや通学に使うという大義名分の下、ときどき休みの日に乗り回しています。

ホンダのApeという原付ですが、車両重量84㎏、自分より軽いかもしれない何とも言えず頼りないバイクですが、これが結構、楽しいです。

Img_0626ss 今日も、デジカメをぶら下げて、近所をブラブラしていますと、稲穂の畦に彼岸花を見つけて、撮影開始です。

Img_0616ss 

畦道伝いに戻ってきますと、年代物のスクーターに乗ったおじさん登場です。

「にいちゃん、何しよっと?」

僕に「にいちゃん」と言うぐらいのお歳で、多分、その煙の吐き方からして、20年は経ってそうなスクーターです。

「カメラ?彼岸花ね?それならもっと良かとこあるよ。」

Img_0666ss

といって連れて行って下さった用水池で撮ったのがこの写真です。

気さくなおじさんと精一杯、空に向けて咲く彼岸花、稲穂の実りと相まって、少しやさしい気持ちになった風景でした。

2009年9月21日 (月)

労働審判と社会保険労務士

Photo 平成18年4月にスタートした労働審判ですが、福岡においても労働紛争解決の選択肢として、定着した感があります。

労働裁判は、一般の民事訴訟に比較して
①原則3回の審理で結審し、短期間
②民事調停と同じ費用ですみコストが低い(1,000万円の請求で2万5千円)
というメリットがあることから、今後、利用の増加が見込まれます。

Graph 福岡県弁護士会によりますと、審判に至るのは21%で、79%は和解が成立しており、平均48.8日で結論が出ています。

民事訴訟ですと一審の結審までに約1年半かかると言われていますから、一月半で8割が和解というかたちで解決しているわけですから、成果がでているといえるでしょう。

但し、労働審判は最終審ではないので、勝訴しても相手方が異議申立すれば、通常の民事訴訟に移行しま

すので、注意が必要です。

労働審判については、証拠調べも略式ですから、事実関係について争いがあるような場合には馴染まないですし、制度の趣旨をよく理解して、利用する必要があります。

最近、社会保険労務士の中でも、労働審判に積極的に取り組むものがいますが、私には賛成できません。

労働審判は8割が和解しているとはいえ、2割が審判に至っており、通常訴訟に移行するケースもあります。

社労士には、労働審判の代理権もありませんし、当事者として参加することもできません。当然、本訴となったら関与できません。公式には何もできないのです。

成功報酬とはいえ、和解金の2~3割の報酬を設定して、申立書を起案して、あとは「あなた任せの風任せ」では、プロとしての仕事とは到底言えなのではないでしょうか?

弁護士の仕事と社労士に期待される仕事は自ずから違います。

社労士の本業は、
①紛争の未然防止  ②雇用継続を前提とした紛争解決
だと思います。

日本の労働法は、解雇ルールの未整備という欠陥を抱えており、退職をめぐるトラブルは、生木を裂くような事例が多いのは事実です。

社会主義以上に社会主義的といわれるこの国の裁判所と極めて自由主義的な企業実体の狭間で、労働法制の急速な進展は望めないでしょう。

私は、社労士として、労使の現場で矛盾と立ち向かい、割り切ることなく腹を決めて臨みたいと思います。

2009年9月20日 (日)

残業手当を貰いました。

Img_0563ss 顧問先で、打ち合わせが遅くなりまして、

「遅くまで残業、ご苦労様でした。」

の言葉とともに、ビールをいただきました。

ホテルを経営されているからでしょう、季節を先取りした今冬版「白麒麟」です。

残業代は払うものとなって久しいですが、心遣いは嬉しいものですね。

仕事の報酬は、大きく分けて金銭・仕事・成長の三つだと思いますが、それを繋ぐのは、「気持ち」なんだなと素直に感じました。

早速、帰宅して、冷やすまもなく、美味しくいただきました。

感謝、感謝。

2009年9月14日 (月)

第5期第4回天神塾に参加しました。

Img_0560_2  長門 博之弁護士を講師に迎えて、「コンプライアンスから見た起業の在り方」と題した講義をしていただきました。

天神塾では、講義の前に、講師の方が、課題図書を指定いただくのですが、今回は「検察 VS 小澤一郎」でした。

西松建設事件で、政権目前の野党第一党の代表者・小沢一郎の秘書逮捕を巡って、いわゆる検察による国策捜査か否か、それぞれの立場から報道や論争が行われたのは記憶に新しいところです。

長門弁護士は、国策捜査云々は別にして、法律の解釈や適用が変わることはよくあることで、その潮目を意識してビジネスを行うべきだと仰っていました。

Img_2175 昨日まで大丈夫だったものが、今日は立件され刑事被告人へ、有罪率90%を超える裁判に勝ったとしても、何年にも及ぶ訴訟中に社会的に葬られることも考えられます。

近年では、ホリエモンのケースなどは典型なんでしょう。課題図書にあるように、検察の正義が、体制の秩序維持だとすると、出る杭は何としても打たれるのかもしれません。

これは、私どもの領域である、社会保険、労働保険や労働関係諸法令の世界でも、しばしば起こっています。

潮目が変わった例としては、①サービス残業、②名ばかり管理職、③過労死が最たるものでしょうか。

この三つの問題は、今に始まったことではないのは事実ですが、監督官庁、裁判所ともに厳格化傾向が著しく無防備で対応を誤れば、企業にとっても命取りになりかねません。

Img_2165 蓮の花を左右に見ながら橋を渡れば福岡裁判所、そこはこと労働問題については社会主義の世界です。

少額訴訟や労働審判など、裁判は日常になろうとしていますが、そこを支配するのは、判例という亡霊であり、経済でも常識でもありません。

長門弁護士の講義を聴きながら、日々の業務の中で思うことを、噛みしめた一日でした。

感謝感謝。

2009年9月 8日 (火)

創立十周年 感謝の会のお知らせ

当事務所は、1999年10月1日に開業し、本年で十周年を迎えます。

これも顧問先様をはじめ、ご支援いただいた皆様方のお陰でございます。改めて御礼申し上げます。

感謝の意味を込めまして、来る10月9日(金)、ホテルセントラーザ博多におきまして感謝の会を開催する運びになりました。

つきましては、本ブログをご覧いただいている皆様にもご参加いただきたく、先着5名様をご招待したいと存じます。

matsuda@e-roumu.com までメールをお願いします。

感謝の会は、17時30分より第一部セミナー、19時より第二部夕食会の二部構成です。

Photo1_2 第一部のセミナーは、鈴木啓之(すずき ひろゆき)牧師を講師に迎え

「すべては益に変えられる!」

と題し講演いただきます。

鈴木牧師は博徒から劇的な改心の後牧師となった異色の経歴の持ち主です。

正にどん底から這い上がり「ネバーギブアップ!」を体現された同師に逆境をバネにそれを跳ね返すだけでなく、好機に変えていく、力強い心構をお話しいただきます。

昨年夏のリーマンショックに端を発する世界同時不況は中小企業にも大きな影を落としていますが、反面、不況は中小企業にとってシェアを伸ばす好機でもあります。

「危機は好機」と頭では理解できていても、なかなか攻めに転じられないジレンマもあります。

這い上がるとき何かが深まる、厳しい経営環境、企業のあるべき姿への紆余曲折は、成長への大きな糧となるはずです。

本セミナーが皆様の日々の経営に何かのヒントとなれば幸いです。

参加ご応募お待ちしております。

2009年9月 7日 (月)

最低賃金決まる。福岡県は5円アップの680円。

2009 今年6月の中央最低賃金審議会の目安では、「現下の経済・企業・雇用動向等を踏まえ、今年度については、現行水準の維持を基本として引き上げ額の目安を示さないことが適当である」とされ、据え置きが予想されていました。

最低賃金は時間給で表しますが、全国の移動平均で10円アップ福岡県で5円アップ九州他県では1円~3円アップの水準で定まりました。

最低賃金法改正までは、中央に右に倣えの傾向が強かったのですが、若干のアップにしろ各都道府県で改定が行われたことは、地方最低賃金審議会の独自の判断が働いたことを評価すべきなのかもしれません。

福岡県の答申は、8月19日に行われていますから、民主党大勝の影響とは言えませんが、それを織り込んだものであったことは否定できないでしょう。

2009_2 民主党マニフェスト2009「5雇用と経済を育てる政策」には、「時給1000円(全国平均)の最低賃金を目指す」とあります。

政策目的として「まじめに働いている人が生計を立てられるようにし、ワーキングプアからの脱却を支援する。」を掲げ、次のステップで具体化するとのことで、2200億円程度の予算を見込んでいます。

○貧困の実態調査を行い、対策を講じる。

○最低賃金の原則を「労働者とその家族を支える生計費」とする。

○全ての労働者に適用される「全国最低賃金」を設定(800円を想定)する。

○景気状況に配慮しつつ、最低賃金の全国平均1000円を目指す。

○中小企業における円滑な実施を図るための財政上・金融上の措置を実施する。

さすがに社民党と違い、「中小企業を支援し」という言葉が付きますが、マニフェストが4年間以内に達成される政権公約だとすると、全国最低賃金800円を達成するためには、福岡県で120円(17.6%)、その他の九州エリアでは約170円(27.0%)のアップが必要です。

4年間の平均で、30円(4,4%)~42.5円(6.7%)のアップとなり、中小企業に支援するとしても、2200億円程度の予算で可能か甚だ疑問です。

確かに、最低賃金800円としてフルタイムで働いても、月額14万円に及ばず、労働市場の実質最低賃金である高卒初任給を下回ります。

賃金水準としては達成すべき水準であり、雇用のセーフティネットの確立も急務ですが、中小企業や個人

事業主に負担を強いるのは無理があります。

連立政権を組もうとしている社民党のマニフェストには、有期雇用契約の禁止というものがありますが、無茶苦茶な話で、セーフティネットの先には「契約自由」があるべで、解雇権濫用法理の見直しが少なくとも必要ではないでしょうか。

今回の選挙では、郵政民営化や派遣法も見直し、元に戻せば以前抱えていた問題がなくなるわけではりません。

違う方法で改革を行わなければならないのに、この国は革新が元に戻すという憲法問題以来の性癖があり、折角の政権交代が失われた○○年の始まりにならないように願っています。