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2009年11月23日 (月)

第5期天神塾 第6回プログラム「IT技術の行方~パラダイムシフト」に参加しました。

Img_0238 毎回、多彩な講師を誇る天神塾ですが、今回は早稲田大学大学院教授・坂井滋和氏を迎え、「IT技術の行方~パラダイムシフト」と題し、講演いただきました。

これも恒例ですが、課題図書は、ジョージ・フリードマン著「100年予測」でした。

地政学をベースにした発想は、「2050年日本、トルコ、ポーランドがアメリカと戦争へ」など、少々荒唐無稽な感もありましたが、現在の中東情勢とアメリカの対応を理解するには、示唆に富んだものでした。

地政学自体、大東和共栄圏の思想的根拠となったとして、禁じられた学問とも言われていますが、若いメンバーには、全く馴染みがなかたようです。

二十歳ぐらいの頃、倉前盛通著「悪の論理」読み、こんな発想があるんだ!と思ったことを懐かしく思い出し、手にとってみました。

坂井教授のお話は、現下の中東情勢から量子力学まで、広範囲に及び、正にパラダイムはシフトしっぱなしという知的冒険の感がありました。

90年代、半導体DRAMの世界シェアを独占した日本メーカーが、韓国や台湾のメーカーの後塵を拝すようになった理由を、パラダイム変換の好例として解説いただきました。

電気工学には「30メガヘルツの壁」というものがあったそうですが、パソコンの高速化にはそれを超える必要がありました。

ちょうどWindows95から98、CPUがDX2からPentiumへ変わる頃だと思いますが、日本のメーカーでは、半導体のビジネスは電気工学を学んだ秀才たちの手に委ねられており、「30メガヘルツ超」の世界=量子力学が理解できなかったようです

後発の韓国や台湾のメーカー、持たない者の強みを生かし、いち早く「電気工学から量子力学」のパラダイムシフトに成功し、その後の半導体市場の覇権を制したと分析されていました。

坂井教授のご専門は、「国際情報通信」であり、インターネットについて、私にとっては全くパラダイムシフトに等しい解説もいただいたのですが、この辺りは、天神塾に参加された方のみ特権でしょうか。

坂井教授は、天神塾にはレギュラー講師的存在でいらっしゃるそうですので、ご興味のある方は、ぜひ第6回に参加されてみてはいかがでしょうか。

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