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2012年5月

2012年5月28日 (月)

チャレンジャー登場 第6回 餃子専門店黒兵衛 執行泉さん

Photo福岡市南区大楠で餃子専門店黒兵衛を経営されている株式会社いづみカンパニー代表取締役・執行泉さんの登場です。

執行社長は、障害者雇用の先進モデルとして、本年2月、内閣府地域社会雇用創造事業社会起業家ビジネスプランコンペ最優秀賞を受賞されました。

健常者の職場でも、なかなか最低賃金が確保できないことがある中、障害者にも最低賃金以上を支払うことができるビジネスモデルを確立されています。

現在、①餃子の直販、②気になる木の会(右頁参照)、③障害者雇用餃子専門店FCの三本柱でビジネスを展開されています。

<苦いい経験、障害者も働けることを証明したい!>
執行社長は、短大を卒業し、自閉症専門施設で児童相談員の仕事につかれます。障害者雇用を促進する活動で、ある大企業の工場を訪問されたときのこと、担当の部長から「障害者が仕事できるはずなかろうが。だからあんたたちのような施設があるんだろう。」と言い放たれたそうです。

今では考えられない言動ですが、二十数年前の企業では致し方ないことだったかもしれません。ご自身も発達障害アスペルガー症候群の執行社長は、このときの悔しい思いを「いつか障害者も働けることを証明する」決意に変えて心に着火します。
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<鶏ガラスープで練る皮と新鮮具材の手作り餃子>
黒兵衛さんの餃子の秘密は、鶏ガラスープで練り込む皮の旨味と挽き立ての鹿児島黒豚、八種類の新鮮野菜です。機械を使わず一つ一つ心を込めて包んでいきます。計量するので一個16グラムは同じですが、手の大きさが違うので形はまちまちになるそうです。このあたりもやさし美味しさにつながるのでしょう。

<受容的交流療法を応用し長所に着目し伸ばす>
児童指導員のころ学ばれた受容的交流療法を、人材育成に応用されているそうです。従業員と接するときは、自分の我を出さず、先ず相手をありのままに受け入れ、長所に着目し伸ばした後に徐々に枝葉をつけていくように工夫されています。長所伸展は健常者、身障者に係わらず人材育成の基本となっています。互いの違いを認識し、支え合うことが重要とのことです。

<作業の細分化で障害者雇用モデルのFC展開>
一連の作業として覚える職人技を、障害者でも分業できるよう細分化、システム化を行い障害者雇用餃子専門店FCの仕組みを立ち上がられました。このビジネスプランが認められ冒頭の内閣府地域社会雇用創造事業社会起業家ビジネスプランコンペ最優秀賞を受賞されました。小資本省スペースの障害者雇用の起点として黒兵衛モデルが各地に広まって行くことでしょう。

<共感を呼ぶ大きな夢がビジネスを加速する>
ビジネスを成功に導くのには、Why(何のために)が重要だと言われます。自分のためだけではなく多くの人の共感を呼ぶ動機は、大きな夢となりビジネスを加速します。また、執行社長は、その夢を語るストーリーとビジネスをシステム化するセンスをお持ちです。
これだけでも十分だと思いますが、笑顔で明るく、数字が足りないとテレアポや飛び込み営業を仕掛けるバイタリティもあり、今後の活躍が期待されます。

末筆ですが、読者の皆様、「気になる木の会」へのご支援もぜひご検討ください。よろしくお願いします。

http://kurobee.com/kininaruki.html